小坂未央(こさか みお)
は北海道出身のガラスアート作家。
小さな泡をまるでレースのように閉じ込めた美しい球体のガラス作品を作られているアーティストです。
月虹#2 小坂未央
経歴
2004年に倉敷芸術科学大学を卒業し、金沢市工芸展入選(2015)、国際ガラス展・金沢2016奨励賞などの受賞歴を持ちます。それ以外にも香港でのFINE ART ASIA 2019 への参加、伊勢丹新宿での個展(2017, 2019)、ギャラリー (縁煌、JILL D’ARTなど)での個展、グループ展などなど、精力的に活動されています。(参照:http://gallery-sokyo.jp/artists/m_kosaka/)
小坂未央 月虹 petit
ガラスの"ズレ"
小坂氏は
“ガラスは見ている部分と見えている部分、見ようとしている部分のズレが面白いと思える。””(https://www.jilldart.com/2020/12/22/kosaka-mio/)
と言っています。
透明でありながら向こう側を歪ませるガラスの曲面は、視点を変える度に予想外の変化を見せます。彼の作品ならではのらせん模様はさまざまな色を織りなし、同じ作品でもいろんな角度から見ずにはいられませんでした。
写真もOKだったのですが、ここだ!と思う写真を撮っても更に好きな表情があったりして長い時間見てしまいました。
ガラスの中にはごく小さな気泡で描かれた、美しい曲線が見えます。
ガラスの中に重曹を入れると発泡するそうなのですが、これほど同じサイズの泡を作れるアーティストは中々いないそうです!
貴重な技術が惜しみなく使われた作品、思わず見惚れてしまいますね。
「泡」は繊細な「心」
螺旋模様を描く気泡はレースのように繊細で、無垢な心を表しているそうです。ガラスに浮かぶ泡は近づかなければ見えないほどに繊細ですが、それでいてより大きな美しい模様を成していて、美しく純粋な心を映し出したかのようです。
ご覧ください、この美しさ!!
細かい粒がまるで銀河のようにも見えませんか。
私はその透明で儚く繊細な気泡の模様で、人の無垢な想いの部分を大切にしながらガラスという透明な素材を通して表現しております。 使い手の方に染まっていくように純粋なイノセントな世界を追求しながら、 様々な想いを包む、やさしいうつわを制作しています。
小坂未央 泡線 ぐい呑み
幾重にも折り重なる気泡のレース模様。
儚さが持つ静かなエネルギーを、泡のレースの技法を用いて確立し表現したいという想いで制作されています。
(http://k-l-c.net/小坂未央-個展/)
ゆったりした丸いガラスの中に浮かぶ星の粒のような泡模様…思わず時間を忘れて見入ってしまいますよね。 活動的な小坂未央氏の展示情報は2021年6月現在も随時更新されているので、是非見てみてください! 小坂未央氏、浅井千里氏の運営工房: https://ggb-hamamatsu.jimdofree.com/ 5/29~6/13 小坂未央 「加飾的硝子 2021 -光奏曲-」 悠遊舎ぎゃらりぃSAPPORO / 札幌 インスタグラムにも美しい作品が沢山!:@miokosaka https://www.instagram.com/miokosaka/?hl=ja