動き出す浮世絵展が福岡に!見てきた感想 感動しました

浮世絵の世界を四方から大画面で体験できる、「動き出す浮世絵展」が博多駅で開催中です!
行ってみたら想像以上に感動したので、写真と一緒に感想を書きました。
コンセプトの違う9つの映像空間で、3〜10分の映像を四方向から体験できます。
それぞれ投影される作品や、それにまつわる説明もあり、映像を楽しみながら浮世絵に詳しくなれます。
所要時間は30分〜2時間程度。
さわって遊べるコンテンツ、おみくじ魚釣り、浮世絵輪投げも!
展示の感想
藍ーまっ青な水中にダイブー
「藍」は鮮やかな藍色の絵、なかでも海や水面を描いた浮世絵が集結した部屋。
四方に広がる青が綺麗!


個人的にはここが1番癒されました。もっと長くいたらよかったです。
描かれた海の中を、浮世絵の魚たちが自由に泳ぎ回ります。特に巨大な鯨の存在感は圧倒的でした。実際にクジラと一緒に泳いでいるかのような臨場感です。

浮世絵の青は19世紀にヨーロッパから輸入された「ベロ藍」によってさらに鮮やかになりました。天然藍より色褪せず、絵師たちが見ていた景色を今に伝えてくれています。
表現も見事で、カメラがない時代に一瞬の水の表情をうまく捉えていますよね。
眺ー日本各地の名所をめぐるー
部屋の真ん中に鳥居のようにモニターがそびえ立ち、浮世絵を立体的に体験できます。

登場する作品:
葛飾北斎 諸国名橋奇覧 かめゐど天神たいこばし
名所江戸百景 浅草金竜山 ちょうちんの絵 広重
など

麗ー百花繚乱の美人画ー
江戸浮世絵の名匠、喜多川歌麿と歌川国貞による美人画の世界を、花々に彩られた空間で一堂に楽しめます。

一本の線に込められた、日常のひとときを切り取った表情が、花々の彩りと共に空間を華やかに演出します。

歌麿は「大首絵」の技法で、顔や上半身を大きく描き、微細なしぐさや目線の揺らぎから、女性の知性や感情を浮かび上がらせます。
一方、国貞は明治期への橋渡しのような大衆性で、親しみやすさと華やかさを兼ね備えた構図が魅力です。

彩ー四季の風景ー
四季の情趣が息づく浮世絵空間

葛飾北斎や歌川広重が描く花鳥画や風景画を中心に、四季のうつろいを視覚で体験できます。
季節のシーンが一枚一枚に詩的に表現されています。“花鳥風月”という古くから愛されてきたテーマを存分に味わいました。

遊ー遊び絵を体験ー
思わず笑顔になる遊び絵の世界へようこそ
江戸の浮世絵師たちによる「遊び絵」や「数画」は、ユーモアと発想力が炸裂する人気ジャンル
「寄せ絵」「上下絵」「謎解き絵」など、江戸の遊び心が鮮やかに蘇ります。
遊び絵に関連して浮世絵を利用した遊びも。
子どもも大人も楽しく浮世絵を体験でき、童心に帰してもらえる空間でした。
浮世絵穴落とし
「木の玉を転がし浮世絵の穴のなかに入れたらその穴の点数がポイントになるよ。つかえる玉の数は3つ。」

ほかに浮世絵おみくじ魚釣り、浮世絵輪投げ、浮世絵金魚ボール、浮世絵球落としなどもありました。

瀧ー涼しげな滝が目の前にー

山野に響く轟きと、静寂に揺れる水音――世界各地の名瀑が描かれた浮世絵が織りなす空間です。
一枚の絵に詰め込まれた構想の豊かさは群を抜いています。

中でも、北斎の『諸国瀧廻り』では、水の動きと勢いが筆致からあふれ出し、繊細な糸のような滝から轟く大瀑まで、多彩な水流の表現が息づいています。
自然のエネルギーと癒しが交差する空間です。
錦ー歌舞伎役者の大首絵ー
謎多き浮世絵師・東洲斎写楽が、歌舞伎役者を胸元から大胆に描いた「大首絵」の世界を体現する展示室。
写楽がわずか10か月で創出した約28点の初期名作には、圧倒的な力と個性が漲り、今なお鮮烈な記憶を残します。

写楽は、役者の顔を美化せず、むしろ特徴を誇張し、その存在感を力強く描き出しました。役者の眼光、指先、姿勢まで劇的に表現され、見る者を江戸の舞台の臨場感へと引き込みます。
豪ー躍動する武将たちー
迫力と勇壮さに満ちた武者絵の大絵巻を体験!
勇士たちの躍動感あふれる姿が人気を博した武者絵が、江戸から私たちへ迫ります。
特に歌川国芳が手がけた「水滸伝」シリーズでは、従来の浮世絵とは一線を画す大パノラマ構成で、豪快かつ荒々しいエネルギーを画面いっぱいに放っています。

生命力あふれる武将たちの雄々しい姿を描いた作品の数々。
ろくろ首などの妖怪もど迫力です。


雅ー北斎が見た富士山ー
葛飾北斎が描いた富士山が真ん中の山に投影され、絵の中の富士山を体感できる夢のような空間です。


富士だけでなく花々や着物の絵も投影されるのですが、まさに百花繚乱の光景で大変美しかったです。
一部を除き、写真・動画撮影もOK!


秋から冬に衣替えする富士山を撮ってみました。
https://youtu.be/XZ0rF2ycZB0?si=tkzdZ0GsRc_PsXBY
どの空間も浮世絵が迫ってくるような臨場感があり、まさに絵に「没入」できる空間でした。
開催者がプロジェクションマッピングを手掛けているだけあって、配置や映像の立体感が素晴らしかったです!
福岡では8月17日まで開催されてるので是非行ってみてください!!
開催概要
日時
2025年6月28日 (土) 〜 8月17日 (日)
10:00 ~ 20:00 (最終入場 19:15)
会場
JR九州ホール(JR博多シティ 9F)(福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1)
アクセス
会場:
くうてんの階、映画館の隣の部屋です。
福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1
※博多駅直結
公共交通機関
新幹線:新幹線中央改札口より約5分
JR :JR 線改札口より約3分
地下鉄: 博多改札口より約3分
チケット料金
大人 2,200円
子ども(4歳以上中学生以下) 900円
学生(高・大・専門) 1,800円
シニア(65歳以上) 1,900円
※3歳以下入場無料
※当日会場で、学生証や年齢の分かるものをご提示いただく場合があります。
※会期中は会場でも当日入場券を販売いたします。
※土・日曜日、祝日、会期末は混雑が予想されますので、平日または会期前半のご来場をお薦めします。混雑時は入場をお待ちいただく場合があります。