2020年の晩秋、諸用で豆田町にお邪魔しました。行ってみると人が多すぎず、程よく回るお店もあり、一人旅にはうってつけではないかと思ったので、ご紹介します。
※不要不急の外出はできるだけ控えましょう。行く予定のある方はどのお店でもマスクをつけ、感染症対策は徹底してください。
当時GoToトラベル終了前だったのですが、それでも大半のお店が閉まっていました。通行人も、10分に1人通るかいないか。
花月川から通りに入ってすぐにある、大量の雛人形が展示される「天領ひな御殿」に行き、お土産に日田醤油を買って帰りました。味噌や醤油などのテイストが豊富で、味噌汁の試飲もありました。
天領ひな御殿は、日田醤油の店内にあります。有料だからかお客さんはあまりいませんでしたが、リカちゃん人形版の雛人形や、結婚式、かぐや姫などテーマに沿った人形があり面白かったです。
雛人形ではありませんが、「大木平蔵作 能人形」というものが雰囲気があり、格好良かったです。
こちらだけでなく色んなポーズや衣装もありました。表情がにこやかで、どこか可愛らしさもあります。
日田醤油には300円ほどの味噌ソフトクリーム、醤油ソフトクリームもありました。こんな味、ここで無ければなかなか味わえませんよね。
出典元: 日田醤油「天領ひな御殿」のソフトクリームのご紹介★
昼食は 蕎麦屋、草八でいただきました。小腹が空いた程度だったので、ミニそばを頼んだのですがめちゃくちゃ安かったです。(すいません。次はもっと頼みます)
通りの終わりの方に見つけたケーキ屋も寄りましたが、200円前後で驚きの安さでした!しかも普通に美味しかったです。
他にもいろんなお店を見ましたが、どれもお安いのに満足のいくサービスでした。
特に川に近い側に旭窓本舗という大きな酒屋があったのですがレアなお酒もあり、お土産探しに持って来いでした。
人が居なかったので落ち着いて楽しめたのも勿論ありますが、その中で良いお店を見つける楽しみは、格別でした。
時間が余ったのでぶらぶらする事に。お店や施設もあまり空いていなかったので地図で目についた月隈公園へ。
下図は公園にあった地図ですが分かりやすいので掲載。赤枠の中が旭窓本舗や雛壇のあった大通りで、そこから花月川の方へ歩いて15分程度だったと思います。
軽トラの進む方向です。到着すると無料駐車場がありました。車で行ける方は町に行く前にここで停めた方が良いかも。ちょっと歩きますが。
普通の公園の先に城壁や城っぽい塀がありした。
へえ〜大きな城だったんだな〜と思いながら進んでいると、不気味な違和感に気付いてしまいました。
土が剥き出しの崖に人が入りそうな大穴が幾つも幾つも空いているのです。入る時は気づきませんでしたが、入り口の方から続いていました。勿論歩く先にも続いています。
まあ、その正体は古墳時代の墓跡という事で、勝手に血みどろの歴史を想像した私は「なーんだ」とホッとしました。
とはいえ暗いのが苦手なのもあり、穴という時点でもう怖いんですよね。安心ついでに、穴の先へ進んで撮ろうとしましたが出来ませんでした。
写真は撮れませんでしたが、私が冷や汗かきながら辛うじて入れた穴は、もう一つの穴と繋がっていてその先はただの石の壁でした。地面も枯葉とペットボトルしかありませんでした。
大した場所では無いと思い、震えながらスマホを構えましたがやっぱり怖くなったのでダッシュで飛び出ました。笑ってください。
入り口しか取れなかった人です。
しかし、意味深にお地蔵さんや石碑がいくつもあるのも恐怖の要因だったんですよね。恐らく古代の人々を鎮める為でしょうか。
城跡でお地蔵様を見た事がないし、古人とは宗教も違うだろうし、という理由から確信は持てませんが。
横穴と睨めっこながら進んでいると、そこに階段があるので、登りましょう。大きなお墓でもあるのかと思いましたが、先は神社と城跡でした。
横穴から折り返すように階段を上がると左手に神社が見えます。お参りして振り返ると、よくある石を積んだ城壁の横に階段がありまして、登ると素晴らしい見晴らしでした。
右の縦に伸びた大通りが豆田町の商店街です。
建物に高さ制限もあるのかもしれません。周りの建物が低く、城下町を見下ろしている感覚を一人占めできました。
遠くの山を邪魔するものが何もありません。雲のコンディションも最高で、とても美しい眺めでした。
暗闇が怖くなければ、全体的に落ち着きながら楽しめる場所だったと思います(笑)。落ち着いて一人旅がしたい貴方、無害なはずの横穴の恐ろしさが気になる貴方は、コロナが落ち着いた時の旅行候補に入れてもいいかもしれません。