福岡市科学館では何ができる?基本展示の遊び方も

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天神の近くで室内で遊べる博物館といえば福岡市科学館。福岡市内の科学館といえば福岡市科学館ひとつだけ※。

遊びたい子どもや家族連れ、そしてデート場所を探すカップルにぴったりのスポットです。

(※福岡県久留米市には福岡県青少年科学館があります)


しかし福岡市科学館はチケットの種類が多く混乱する声も。

展示の種類をしっかりチェックしてから行きましょう!

 

福岡市科学館ってどんな場所?
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福岡市科学館は、「六本松421」という複合施設の3F〜6Fです。入館は無料で、無料で楽しめるスペースも何ヶ所かあります。

3階の特別展示室、5階の基本展示室、6階のプラネタリウムは有料なので3階でチケットを買いましょう。

火曜日は休館 (祝日、長期休暇などを除く) なので注意が必要です。


福岡市科学館の展示室、できること

3F 総合案内、連携スクエア

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Image from: www.wtnbd.com/projects/kyuden

総合案内

いわゆるチケットカウンターです。基本展示室とプラネタリウムのチケットは総合案内で販売されています。

総合案内の場所

3階直通のエスカレーターからは右にぐるっと180°回ってまっすぐ進んだところ、2Fからのエスカレーターからは降りると目の前に総合案内が見えます。

プラネタリウムは見る時間を選んでから購入する仕組みなので番組を決めてから行くのがスムーズです。プラネタリウムの番組についても後述しているので参考にされてください。

 

連携スクエア

無料で遊べるエリアなのでチケットは必要ありません。エスカレーターで3階に上がって少し進むと見えるコーナーです。

日本の会社の技術や環境、SDGsに関する知識を遊びながら学べます。

電車をデザインできるJRの展示、発電方法の違いを学べる九州電力の展示などがあります。


特別展示室※も3階にあります。

(※短期間の展示のこと。科学館の基本展示室とは違います。)

 

4F サイエンスナビ、交流室、おやこひろば、実験室

サイエンスナビ

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科学に関する雑誌、絵本、動画などをテレビ大のモニターで見ることができます。モニターの操作がゲームのコントローラーなのが面白いです。

右側の図書のコーナーには植物や鉱物、恐竜、宇宙などに関する本も置いてあります。椅子がたくさんあるのでゆっくり座って読むことができます。

サイエンスナビに置いてある本は借りられませんが、福岡市総合図書館の本の貸し借りができて便利です。

ただ、図書館が休みの日は貸し借りできないので注意しましょう。

交流室

土日の9:30〜14:30までは飲食スペースとして開放されていて、平日含め15:00〜は自習室として開放されています。

15:00以降も一番後ろの席は飲食OKですが、自習は15:00以降しかできず、食事中以外の方は注意されるので従いましょう。

おやこひろば

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未就学児と親が遊べます。クッション性のある床と椅子のある小さなスペースです。

実験室

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1日に2-3回ほど簡単な実験を体験できます。ほとんどが無料ですが参加人数が決まっていて、30分前から入り口で整理券が配布されます。


5F 基本展示、ミュージアムショップ

5階には科学館の代名詞ともいえる基本展示室と、ミュージアムショップがあります。

エスカレーターを上がった場所にミュージアムショップがあり、そこから左後ろに進むと基本展示室があります。

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年間パスポートを持っている方は展示室入口で見せるだけで入れます。

 

基本展示室

「宇宙」、「環境」、「生活」、「生命」「フューチャー」を大きなテーマとして、デジタル技術などを駆使してあそびながら学べる展示です。

五階に上がるとディスカバリーウォールといって触れると絵が動いたり音が鳴ったりする壁があります。

この壁の左端が基本展示室の入り口です。

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1日3回以上行われるサイエンスショーも見どころ。

それぞれのテーマに沿った展示は遊び尽くせない程多いのですが、その中からいくつか紹介します。

惑星メイカ

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映された星雲を手で囲むと、チリが集まってきて星が誕生します。自分の手で星を作りだせてワクワクします。

 

エナジーシュート

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身の回りのエネルギーについて遊んで学ぶコーナー。

まず目の前の画面にエネルギーが何に変換されているか、身近な現象のエネルギーについて問題が出されます。

すると足元に「運動エネルギー」「熱エネルギー」などの選択肢が表示されるので、答えをえらんでキック!

正解するとシュートが入ります。

得点をランキングで競えるようになっています。

 

ぐらぐらチェア

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地震対策の技術を体験できる機械。

それぞれの椅子はそれぞれ耐震技術、制震技術、免震技術を体験でき、これらの技術の違いを体験できます。

 

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引き出しでひとの体のしくみを学ぶことができます。この他に生物の進化、最新の医療技術についての展示も。

 

プラネットプランター

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シューティングゲームで未来の地球を育てるゲーム。

スタンプラリーカードを読み込み機に通すと「科学のタネ」に変換されます。タネが蒔かれると、六角のマスが住宅街や農地に成長していきます。

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シューティングゲームをクリアして大凶作などの環境問題を解決しましょう。

楽しいだけでなく、生活や環境に隠された科学から人類の未来について考えさせられました。

ゼロトレーナー

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画像引用元: www.fukuokacity-kagakukan.jp

無重力空間での動きを体感できるアトラクションです。安全装置に固定された状態で上下左右に回転します。

※乗れるのは身長140cm以上です。

生きもの発見

動物を選んでぬり絵をして、モニター下の差し込み口に入れます。色は沢山あるので好きな模様で塗ってみましょう。

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スキャンされると自動的に何の動物か判断され、詳しい説明が表示されます。
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サイエンスショーステージ

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科学をテーマに様々なショーを楽しむことができます。

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入り口からプラネットプランターを回って真っ直ぐ進んだところにあります。

サーモグラフィーを体験できるコーナーの手前がサイエンスショーステージ。
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こちらのサイエンステーブルでは15分間科学にまつわるお話を聞くことができます。テーマは定期的に変わり、夏は台風や雷の解説などがあります。

ショーのショートバージョンのような感じです。

 

ミュージアムショップ

ミュージアムショップも宇宙や科学に関するグッズ、ぬいぐるみやおもちゃが目白押し。

形のしおりやネックレス、キラキラのシャワージェル、惑星形のインテリアなどなど、科学や宇宙が好きなら大人でも欲しいものがあるはず!

オープンラボ

基本展示室前の空間。パズルができる展示や石についての展示など、期間限定で小規模な展示が開催されてます。

ここは無料でチケットなしで見ることができます。

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6F ドームシアター、ホワイエ

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画像引用元: nishinippon.co.jp

6階にはプラネタリウムを見ることができるドームシアターがあります。ドームシアターは文字通りドーム型のシアターのこと。

 

プラネタリウムのチケットは3階で売っています。番組は何種類かあり、チケットは一枚につき当日のひとつの番組にしか使えません。座席の確保が必要なので、無料の子供もチケットが必要です。人数を言って発券してもらいましょう。

年間パスポートがあれば一日一つの番組が無料ですが、チケットが必要なので3階で発券してもらいましょう。

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プラネタリウムの部屋の外も宇宙みたいで綺麗です。

この廊下を進んだ右側がプラネタリウム、突き当たりがイベント用の講義室であるサイエンスホール、左側がホワイエと呼ばれる飲食専用スペースです。自販機もあります。

プラネタリウムの番組表は以下のとおりですが、イベント番組やメンテナンスで変化する日もあるので注意してください。

プラネタリウム番組スケジュール

7/21(日)までの番組スケジュール

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7/22(月)〜8/26(月)のプラネタリウム番組スケジュール

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※8/2514:15〜15:30〜の回は笑いながら星座を学べる「星兄の爆笑プラネタリウムショー」に変更されます。

※8/27〜8/29は投映がありません。

※8/27(火)から再び火曜日休館に戻り、「7/21までの番組スケジュール」に戻ります。

 

プラネタリウム番組ほぼ全てを実際に見たレビュー記事はこちら:

https://artrat.hatenablog.com/entry/fukuoka-planetarium-review-2024summer

若田光一名誉館長コーナー

じつは福岡市科学館の名誉館長は宇宙飛行士の若田光一氏。九州大学工学部航空学科出身だそうです。

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その縁でドームシアターの入り口前には若田氏が宇宙で実際に使用したもの等を展示しています。

内容は「ISSでの1日」がテーマで、実際に着た宇宙服や学生時代の勉強ノートなどなど。


ちなみに5階のミュージアムショップにも宇宙食など、宇宙グッズが沢山あります。

ここはチケットが必要ないのでビルが空いている9:30~21:30まで見ることができます。(火曜日は休館です)

交通アクセス

福岡市科学館の住所:

〒810-0044 

福岡市中央区六本松4-2-1


空港・福岡市内からの所要時間:

福岡空港から約25分

博多駅から約15分

天神南駅から約10分 

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地下鉄は六本松駅3番出口から。それ以外の出口だと横断歩道を渡ることになります。

地下鉄: 六本松駅 3番出口

バス停: 六本松

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上の写真は六本松421の入り口から地下鉄の入り口側を見たところ。

バス停も地下鉄も福岡市科学館のすぐ目の前です。

ただ、バス停は「六本松(福岡銀行前)」と「六本松(近藤美容室前)」があり、後者だと横断歩道を含め5分ほど歩きます。

できれば「六本松(福岡銀行前)」を通るバスに乗りましょう。

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左の「福岡市科学館」と書いてある入り口からエスカレーターに乗れます。ここからチケットカウンター(総合案内)や特別展示室がある3階に直接到着します。

なお1階はレストランやスーパー、ドラッグストア、お菓子屋さんなどがあり、2階はスターバックスや蔦屋書店などがあります。

右側の自動ドアから入ると通常のエスカレーターがあり、そちらからも3階に上がれます。

営業時間

建物: 

 9:30 〜 21:30

基本展示:

 9:30 〜 18:00 (最終入場17:30)

 夏休み期間は9:30 〜 19:00 (最終入場18:30)

プラネタリウム:

 最終番組の時間。例外※をのぞき平日は16:45、休日は19:15が最後です。

 ※イベント番組や調整のために時間が変わることもあります。福岡市科学館の投映スケジュールをご覧ください。

入場料

チケットは全て当日のみ有効。

チケットは開館時間の9:30から3階の総合案内で売られます。

特別展は展示によって変わるので福岡市科学館のホームページで確認してみてください。

おトクな割引情報:

基本展示室とプラネタリウム一般番組のチケットはイオンカード(クレジット機能付き)、JAFカード、FCF会員証などを会計前に提示すると2人分まで1割引できます。

一日乗車券、グランドパスを持っていると本人1人分が1割引になります。

5階基本展示室入場料

区分 大人 高校生 小・中学生

510円(460) 310円(280) 200円(180)

    ( )内は有料の人が30人以上の団体

   ※未就学児は無料でチケットを貰えます。

 

6階ドームシアター(プラネタリウム一般番組)

区分 大人 高校生 小・中学生

個人 510円(税込) 310円(税込) 200円(税込)

※2023年4月1日~2024年3月31日の期間は無料

団体

(30名以上) 460円(税込) 280円(税込) 180円(税込)

※2023年4月1日~2024年3月31日の期間は無料

未就学児は無料でチケットを貰えます。

 

年間パスポート

大人    3,060円 (税込)

高校生   1,830円 (税込)

小・中学生 1,020円 (税込)

大人は年に3回以上、高校生と小中学生は6回以上行く場合がお得になります。一回で基本展示もプラネタリウムも見る場合はもっとお得!

 

屋上庭園

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屋上には散歩できる庭園があります。真ん中にドームシアターのドームがあってその周りとそのもう一回り外の道を散策できる形になっています。

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北西を向くと福岡タワーも見えます!

屋上では天体観察も定期的に開催されていますが定員が決まっていて抽選なので大人気です。福岡市科学館ホームページから申し込めます。